共働き夫婦の妊娠・出産・育児レポート

無駄遣いや身に余る贅沢はしないけれど、快適な生活のためにはお金を使う方針です。

『フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』に学ぶフランス流育児法

はじめに

『フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密』は、パリに移住したイギリス人で元ジャーナリストの主婦がフランス人の子育ての仕方についてまとめた本です。イギリス流で育てた自分の子どもに比べ、フランスの子どもたちは驚くほどお行儀の良い子に育てられていることに感激し、この本を書くに至ったそうです。

フランス流に子育てをすると、朝までぐっすり寝て、レストランではおとなしく食事を食べ、癇癪を起こさず、聞き分けの良い子に育つとのことでした。そんな子どもこの世の中に本当に存在するのか?と俄に信じがたいですが、いつかフランスに行って子どもたちの様子を観察してみたいですね。

以下、本で紹介されているフランス流育児法で参考にしようと思った部分を簡単にまとめました。興味のある方はぜひ実際の本も手に取ってみてください。

ちなみに、要点をまとめたハウツー形式のいわゆる育児書ではなくフランスの家庭や保育園の観察日記に近いような内容なので、時間のある出産前に読むのがオススメです。

睡眠について

  • まずは子どもに上手に寝られる力があると信じること。
  • 夜に子どもが泣いてもすぐにあやさず、5 分から 10 分観察して、空腹、おむつなのかなど理由を見極める。
  • 単に睡眠サイクルの合間であれば、そのサイクルを繋げる学習をさせる。
  • 完全に目を覚ましていたら抱き上げるが、それまでは抱き上げない。
  • 真夜中から 5 時までの間は布で巻いたり、トントンしたり、おむつを替えたり、抱っこしても良いが、授乳はそれでも泣きやまないときだけにする。
  • 2 歳になったら、寝る時間がきたら子ども部屋に連れていき、部屋から出てはいけないけれど部屋の中では好きに過ごして良い、というようにある程度の自由を設けて寝させる。

食事について

  • 赤ちゃんは家族のリズムに合わせるべき。
  • 生後 2 ヶ月頃から食事の時間は 8 時、12 時、4 時、20 時にする。一回の量を多くして、回数を少なくする。
  • 次の食事まで待たせるときは散歩にでかけたりスリングに入れたりする。

離乳食以降の食事について

  • 離乳食は野菜や果物から始める。最初はすりつぶしたインゲン、ほうれん草、にんじんなど。
  • 前菜、メイン、主食、デザートのお皿を用意する。
  • 昼食にタンパク質をとり、夕食には炭水化物を多くとり、野菜は毎回必ず食べる。
  • 朝食やおやつのときにジュースを飲んでも良いが、昼食と夕食のときは常温か少し冷やした水を飲む。 
  • それぞれの野菜や食材について細かく説明する。楽しみを伝えるのが親の仕事。食感について話したり、味見ゲームをする。
  • 家族全員が同じものを食べる。料理の支度やテーブルの準備を手伝わせる。夕食は大人用のお皿を使う。そうすると子どもは大人みたいな気分になり喜ぶし、大人のような振る舞いをするようになる。
  • 嫌がる食材があっても全ての食材を味見させる。食べない場合は数日待ってから同じ食材を与える。同じ食材を様々な料理法で与えてみる。3 回以上拒否しても諦めない。
  • 週末はお菓子作りをする。まずはヨーグルトケーキから。午前中か午後早めに焼いておやつにする。子どものお菓子作りに完璧を求めない。親は食べない。

お行儀について

  • 一人遊びをしているときは邪魔しない。自立性を育てる。
  • たまには子どもを預けて夫婦だけの時間を作る。
  • 挨拶をさせる。気遣いや思いやりなどを与えてもらうだけの立場ではなく、与える立場でもあることに気づかせる。
  • いたずらは見逃す。ひどい悪さは罰を与える。
  • 決定権は私が持つという意識を持つ。子どもが何かしたいことがあるときは許可制にする。ほとんどの場合にはイエスと言い、子どもに権限を与える。
  • 壊れやすいものや危険なものなど、本当にダメなときは目を見開いて確信を持ってノーと言う。声を荒らげず、なぜ禁止されるのか理由を説明する。すごく気が進まなくてもしなきゃいけないことがあるのが人生ということを学習させる。
  • 一度ノーと言ったものには方針を変えない。ノーが効果を発揮するには信頼関係がいる。それを築くには一貫性と、厳しくしつつも柔軟さが必要。

まとめ

食事の時間と回数は我が家はジーナ式でやっているのでフランス流は採用せずですが、離乳食や自立性を育てるところなどは参考にしようと思いました。子どもとお菓子作りもいずれできると良いなと楽しみにしています!